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韓国語の検定試験~種類と概要~

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語学を勉強していると誰もが一度は試験を受けたり、受けようと思ったことがあるはず。もちろん試験だけでは評価しきれないスキルもあると思いますが、それまでの学習の成果を確認する1番分かりやすい方法です。より高い点数を取ったり、級を上げていくことは勉強を続けるモチベーションになりますし、良い結果を得ることができれば、達成感を味わうことができます。また、試験は対外的にも自分の能力を証明することができるので、進学や就職などの場面でも役に立つことがあります。

英語の試験なら、英検やTOEICがすぐに思い浮かびますよね。
では、韓国語なら?英語のように一般的ではないため、これから韓国語を勉強しようと思っている人や始めたばかりの人にとっては、「知らない。」もしくは「詳しくは分からない。」という人が多いと思います。

そこで、ここでは韓国語の検定試験について解説します。

くまちゃん

「まだ検定試験なんて考えてないよ~。」って人も、どんな試験があるのか知っておいて損はないよ!知っておけば、受けたいって思ったときにすぐに動けるよね♪

韓国語検定試験の種類

韓国語の能力を示すための試験は、ハングル能力検定試験(ハングル検定)とTOPIKの2種類です。韓国語を勉強している人は、試験といえば、基本的にこのどちらかまたは両方を受験します。

※ほかにKLAT(韓国語能力評価試験)という試験がありますが、現在日本では実施されていませんので、除外します。韓国国内では実施があるようですので、興味がある人は調べてみてください。

これらの試験はどういった試験なのか?いつどこで受けられるのかなど、まとめていますので、ぜひチェックしてみてください!

くまちゃん

日本人が韓国語を勉強するなら、この2つの試験の存在を知っていれば◎

ハングル能力検定試験(ハングル検定)

ハングル能力検定試験(ハン検)は、ハングル能力検定試験協会が日本国内で実施している民間資格です。民間資格といっても、30年以上の歴史を有し、出願者数は延べ52万人を超えています。ハン検は、日本語母語話者がハングルを習得し、日本語での対訳までを出題範囲としている検定試験です。つまり、一般の韓国語・朝鮮語学習者向けというわけではなく、日本語を母語とする学習者に特化した検定であるのが特徴です。
多数の高校や大学で検定資格が単位として認められる、1級合格者は全国通訳案内士の韓国語筆記試験の免除対象になるなど、社会的にも広く認められています。(※ハングル能力検定試験公式HP参照)

試験内容

聞き取り試験と筆記試験で構成されています。5級から2級まではマークシート方式のみですが、1級は記述式があります。
1級のみ1次試験合格者は2次試験の面接試験が実施されます。両方合格して1級合格となります。

試験実施日

年に2回実施されます。
春季…6月第1日曜日
秋季…11月第2日曜日

受験資格

特になし。

実施級と検定料

■単願

5級3,700円
4級4,200円
3級5,300円
準2級6,300円
2級7,000円
1級10,000円

■併願(隣接級との併願が可能ですが、申し込みは必ず一括して行う必要があります。)

5級・4級7,400円
4級・3級9,000円
3級・準2級11,100円
準2級・2級13,100円
2級・1級16,800円

併願の場合は、「5級・4級」、「4級・3級」、「3級・準2級」の組み合わせの場合は500円の割引、「準2級・2級」と「2級・1級」の組み合わせは200円の割引があります。

くまちゃん

受験級が上がると検定料がどんどん高くなるので、気軽には受けられないけど、頑張ろうって併願でチャレンジするときに、割引があるのはうれしいよね◎

試験会場

北海道から沖縄まで、全国で実施されています。
居住地に試験会場がある場合は基本的に居住地の試験会場を選択して受験します。注意しなければならないのは、希望した試験会場が収容人数を超えてしまった場合、別会場に振り分けられたり、会場によっては早期に申し込みが停止されてしまう点です。
また、会場によっては全級実施ではない場合があります。特に2級または1級を受験される方は注意しましょう。

また、準会場は実施団体に所属している方の試験会場です。実施団体に所属していない方で準会場を希望する方は、早めに直接準会場へ問い合わせをしてみましょう。この場合は、ハングル能力検定試験協会への直接の申し込みはできません。

試験会場の一覧は公式HPの試験会場のページで確認しましょう。

1級の1次試験合格者を対象にした2次試験(面接試験)は、原則的に東京、大阪会場での実施となります。会場や時間は2次受験票で個別に指定されます。

※内容は2024年3月14日現在。最新の情報は公式HPでご確認いただけます。

TOPIK

韓国語能力試験TOPIKは、韓国政府が公式認定する唯一の韓国語能力試験です。日本国内の受験者数は1997年の初年度から2023年までの約25年間で延べ41万人以上にもなります。また、近年の韓国ドラマやK-POPなどの韓流ブームの影響で、ますます増加傾向にあります。TOPIKは世界97か国で実施されており、試験を通じて、韓国語学習者に効果的な学習方法の提供と韓国語の普及を支援し、留学や就職など幅広い場面で活用されています。日本国内においても、単位の認定や6級230点以上の取得者は全国通訳案内士の韓国語筆記試験の免除対象になるなど、社会的に広く認められている試験と言えます。(※TOPIK公式HP参照)

試験内容

TOPIKの試験は初級のTOPIKⅠと中上級のTOPIKⅡの2種類あります。
TOPIKⅠではマークシート方式で聞き取りと読解、TOPIKⅡでは聞き取りと読解に加え、記述式の問題があります。
級は取得した点数によって決まります。TOPIKⅠは1級もしくは2級、TOPIKⅡは3級以上になります。ただし、合格点に満たない場合は不合格となります。

試験実施日

日本国内での実施は、4月、7月、10月の年3回です。
2024年度であれば、4月14日(日)、7月14日(日)、10月13日(日)に実施予定です。

受験資格

特になし。

実施級と検定料

TOPIKⅠ(初級)5,000円
TOPIKⅡ(中上級)7,000円

試験会場

全国40都道府県60か所で実施されています。
試験会場一覧は公式HPの試験日程・会場のページで確認してください。

日本以外での受験に関しては、本部である国立国際教育院(topik@korea.kr)または、該当する国への直接の問い合わせが必要です。

※内容は2024年3月14日現在。最新の情報は公式HPでご確認いただけます。

韓国語の検定試験を受けてみよう!

今回、ご紹介したハングル能力検定試験とTOPIKはどちらも全国各地で受験できます。韓国語の勉強をしていても、自分がどのぐらいできるのか分からないって人や何をどうやって勉強していこうかって悩んでいる人は、検定試験を利用するのもひとつの手です◎
検定試験に関する教材はたくさんあります。オンラインショップをはじめ、書店でも気軽に購入できます。レベルに合わせて、文法や単語などがまとまっているので、体系的に学ぶことができ、その中で得意な部分と不足している部分が見えてくるはずです。それが分かると、韓国語のスキルアップに繋がりますよね!また、試験日は決まっているので、「〇日までに〇〇するぞ!」といったような目標を立てて、勉強が継続しやすくなることもメリットです!
進学や就職で役に立つから勉強している人はもちろん、そうでない人も、試験にチャレンジするのおすすめです。一緒にがんばりましょう♡

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